仮置き場

書き殴り系備忘録。不便なので移転してきました。

勢いで平昌五輪

紆余曲折して結局観に行きました😂

逡巡したけど、冬季五輪を現地で見れる機会

平昌だけかも知れないと思い直したのも大きくて。

次回北京五輪のスキー場は張家口と言う

現在公共交通機関では高速バスでしか行けない場所だし、

その次に立候補してる札幌が選ばれる可能性は

北米複数都市の他候補ライバルが強い&東アジアが続き過ぎてる事から

確率低いかもしれないと。

 

 

開催都市と渡航あれこれ


冬季五輪はベースとなるそこそこ大きい都市に氷系競技や施設の大半が置かれ、
雪系競技はそこからかなり離れた山の中と言う隔離気分を味わう事が多いですが、
今回の平昌は雪山でした、都市じゃねぇ😂

 

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西から
「平昌」はフリースタイル系競技の会場、
「珍富(バスだと横渓)」はアルペン競技やメダルプラザに開閉式会場と報道センター、
「江陵」は氷競技で、日本海に面しています。

宿は圧倒的に江陵に多くあります。

 

私が行くのを躊躇したのは
韓国の新幹線KTXの延伸が間に合うのか危惧していたのと、
お目当ての会場「珍富」近くの宿が絶対数が少ない上
取れた!→ごめんなさい、埋まってました を繰り返された事。
(ロシアW杯でも似たような話聞きますね)
前の年初夏に行った時は間に合うと思えなくて😭


ともあれ前の週の予定が片付いて、現地に向かった人の動向を見るに

あー行けるな…ってなって😂
諸々確認して、外出しようとしていた家族に「行くかも」とだけ告げておきました。
(ホワイトボードの行き先に平昌と書いて出た😂)

出発当日に試合のチケットと航空券と宿を予約と言うのは初*1

 

 

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試合会場の雑感

 

私が見に行った競技はアルペンスキーの男子スラロームで、

絶対王者(by NHK)自分史上最大級に応援してるマルセル・ヒルシャーが

一番の得意競技での金メダルを取る所を見たい!

これが私のエンジンとなって韓国の山の中まで運ばれた訳ですが、

競技が始まってすぐヒルシャーは後手を踏む滑走で旗門不通過で失格となり

10分しない内に第一目的喪失😂😂😂

人生は甘くない事を思い知らされました😭

 

その後「対抗馬」ヘンリック・クリストファーセンも2本目で失敗と言う

「どうぞどうぞ」ぶりでレース自体は思わぬ終わり方を😭

大荒れのレースとしての面白味と五輪は競技の最高峰であって欲しいと言う気持ちと😂😂😂

 

そんななか心に残ったのは、

思いのほかヨーロピアンがわんさかファーイースまで来てる事😂

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1月オーストリアまでレースを見に行った時は

日本の志賀高原や苗場でW杯を開催しても

このお客さんの山は来ないんだよなぁと複雑な気持ちになったけど、

五輪だと来るんだ!

本場をそのまま持って来れるなんてズルい…

あぁ日本で開催したい冬季五輪😂

 

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江陵のお店 

 

連なるお店の入口に総て同じデザイン

韓中日英表記のPOPのメニューが出ていて、

写真と金額が入ってるのは良かった、

五輪対策なんだろうけど決め手になりました。

 

五輪会場のエリア江原道ジャガイモの産地として知られているのと、

日本海側の江陵シーフードで有名なので、

タコとじゃがいもの鍋料理美味しかったw

ちょっと辛い味付けの鍋に生のタコを入れておばちゃんがハサミでチョンチョン切って煮えるのを待ちます。

こちらのタコは日本の普通のタコとイイダコの中間くらいのサイズで、手が掛からなくて柔らかくて良いです。

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近隣の市場のハングルしか無い食堂や餅菓子も良かった。

写真はタチウオのお刺身をコチュジャンと野菜で和えた物。これをご飯の上に載せて混ぜて行きます。

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↑市場の食堂の海鮮ビビンバ。手がかりがハングルしかない時は画像翻訳アプリが役に立つw

市場で蒸しケーキや餅類を買うのはライフハック化してきてるw

 

やっちまった日、近所まで戻って来たら深夜に一軒だけぽつんと明かりが。

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そのクッパの食堂で持ち帰りを頼んで。

昔日本語を話してたおばちゃんが経営してて

やりとりする内錆びついてた日本語が

どんどん滑らかになって行くのには軽く感動😂 

レンチンじゃ美味しくないとぐつぐつ煮た鍋を出前で準備してくれて、

細々した薬味類味噌類とともにいただくスンデクッパ最高でしたw

 

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要らん事 

 

一応何を「やっちまった」のか残しときます。

カーリングはチケットが売り切れだったので

ボード出して玉砕…はいいのですが、

帰りにうっかりシャトル乗り間違えて束草市まで行きました😂

乗り合わせた他のお客さんの機転で江陵に戻るバスに乗れたんですが、

翌日の試合観戦の為にタクシー代20K掛けて戻るか…と本当落ち込みました😭

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 ↑60〜70kmあったかな…韓国は自国産業保護の観点でGoogleマップに制限かけてます(徒歩と自動車がNAになる)

 

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上手く回ってる運営

 

ちょっと長いパートなので、興味ある方だけ

ソウルから江陵方面に行く電車は1時間に一本程度でしたけど、

(↑ソウル近郊にもう一つ起点駅があるのでもうちょっと頻度は高い?)
平昌〜江陵間はそこそこ頻繁に電車が出てる。
珍富駅からはシャトルバスの乗り継ぎで会場に到着するんですが、

駅から離れた所にバスの乗り継ぎターミナルを作り、会場行きのバスに乗り換え。

 

恐らく遠隔地からのバスなどもここで乗り換える事で

渋滞が駅に繋がるのを避けてるんだと思います。

で、この会場行きのバス乗り場の前にチケットのQRチェックインと保安検査があるので、

降りたらすぐ自分の席に向かえる。

帰りは会場から数台のバスを並べ随時乗り継ぎターミナルに向かうので捌けるのが早い!

(ビッグスワンのバス捌きに通底する快適さ)

 

観戦のスタンドは、最前地面レベルにチーム関係者と映像主体のマスコミ、

その後ろとサイドにひな壇、

さらに後方にそびえるvip席とプレスセンターと思しきビルが

塀がわりに外からの視界を遮断しています。

(野津田改修の頃作られた仮ビルっぽい感じ)

効率的な配置だなと正直感心しました。

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また仮設トイレは個室5に手洗い1という

コンテナ大のユニットがサクサク置かれてるんだけど、

待ち時間も殆ど無くて

フジ○ック等で個室をズラーッと置くスタイルより効率が良い。

ちゃんとした部屋感のある清潔なトイレで、

仮設という言葉で連想されるプラスチックの床が汚れまくったアレではなく。

オーストリアもキッツビューエルはこれと似た仕様で…

清潔好きの日本人がこの方式を取り入れ無いのはなんでだろ?

 

日本では運営の不備ばかりがニュースになったけども、

(その稚拙なあれこれはもちろん実在してると思うけど)

上手く回ってる部分を鑑みると、

実際これ以上の運営を出来るのか不安になりましたw

もっとも交通インフラに関しては国中からバスを掻き集めてこれたり、

民間には不可能な力で車道も人道もワガママにコントロールできるのが大きいとは思うけども。

 

 

*1:*上には上が居て試合のチケット無し、 宿も明日どこに泊まるか決まってない日本人のねーさんがw 五輪は毎回見に行く強者らしい。 姉が日本語話せる韓国人姉妹とともにお喋り楽しかった。